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プレイセラピー 子ども osakashinri

遊びは「心の言葉」―プレイセラピーがはぐくむ世界

 精神分析的心理療法では、自由連想や夢を通じて現れる「無意識的な心の世界」を、セラピストと共に探索していきます。子どもの場合は、言葉による表現の代わりに「遊び(プレイ)」を用いることで、その心の世界が映し出されます。子どもの遊びは、大人の自由連想や夢と同じように、無意識の心の世界を表現する大切な手段であると考えられています。

 子どもの精神分析的心理療法(プレイセラピー)は、面接室という安定した「枠組み」と、セラピストとの安心できる関係性の中で進められます。その中で、子どもたちは遊びを通して、自らの心の世界を表現していきます。

 ある時は、面接室が戦場となってミサイルが降り注ぎ、あるいは激しい災害に巻き込まれるなど、心の中の恐怖や不安が激しく表現されることもあります。またある時は、洞窟に閉じこもるようにして、自分を守るために長い時間を過ごすこともあります。

 こうした苦しい心の世界が表現され、誰かに受け止められ、抱えられていくと、やがて芽吹くような新たな生命力が現れたり、豊かで美しいものが創造されたりすることもあります。

 このような子どもの多様な心の世界を共に体験し、理解することを通じて、子ども自身の心は苦しさに耐える力を育み、健やかに成長していくのです。遊びという「心の言葉」を通じて、お子様が本来持っている健やかな力を発見し、大切に守り、育んでいきたいと考えています。

大阪心理臨床研究所セラピスト 2026年4月13日